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BABY SIGNS BOOKS

ベビーサイン絵本3 もぐもぐおいしいね 食事のときにつかうベビーサイン

たきざわ あき[作] /小澤 エリサ ヒライ[絵]

4-6変 16ページ 並製
定価600円+税
ISBN 4-7705-0188-9 C8771
在庫あり
奥付の初版発行年月●2004年07月

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●紹介
1年ほど前、「おいしい」のサインをしている愛子さまの写真が新聞に載ったことがありました。雅子さまも『ベビーサイン』を読んでいらっしゃるはずなので、きっと愛子さまにもお教えになったのでしょう。
さて、「ベビーサインに決まった形はないので自由にサインを作ってもいい」と、『なぞなぞどうぶつえん』の紹介のところで書きました。
ここでは、赤ちゃんが作るベビーサインについて説明しましょう。
そうです。サインを使えばいろいろなことが伝えられるとわかると、自分でサインを作ってしまう赤ちゃんがいるのです。
そもそも、ベビーサインを最初にやりだしたのは赤ちゃんのほう。二人の博士は、赤ちゃんがサインを使ってなにかを伝えようとしていることを「発見」したのであって、サインを「発明」したのではありません。
つまり、二人の博士は、自分の研究のために赤ちゃんを注意深く観察していたら、赤ちゃんが手を動かしてなにかを伝えようとしていることに気がついた。そこでそのような赤ちゃんの動きに、「ベビーサイン」という名前をつけて研究を始めた。
ベビーサインはそうやって発見され、研究されて、赤ちゃんの発達を促す目的で利用されるようになったのです。
だから、赤ちゃんが自分でサインを作りだすのは自然なこと。赤ちゃんがなにかを伝えたいような目であなたを見つめているときは、二人の博士がそうしたように、赤ちゃんの動きを十分に観察しましょう。小さな手の動きも見逃さないように。いつもと違うしぐさをくり返すようなときは、赤ちゃんが自分で作ったサインをあなたにして見せているのかもしれません。
もちろん、自分ではぜんぜんベビーサインを作り出さない赤ちゃんもいます。それは能力の差ではなく個性の違いですから、少しも心配することはありません。
また、何種類ものベビーサインを使って、いろいろなことをしゃべってくれる赤ちゃんもいるし、ちょっとしかベビーサインをしない赤ちゃんもいます。でもそれも、赤ちゃんの個性。おしゃべりな赤ちゃんもいれば、無口な赤ちゃんもいる。お調子者の赤ちゃんもいれば、慎重な赤ちゃんもいるのです。そういうところは大人と同じですね。
赤ちゃんの個性を尊重してあげることを忘れないでください。
〈『でたでたうんち』の紹介(4)にも、ベビーサインの教え方のコツが書いてあります〉

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●版元から一言
『ベビーサイン』を翻訳し、この絵本の文も書いた、たきざわあきさんの体験を紹介したい。
たきざわさんが1歳になったばかりの娘に自分のおっぱいをあげていたとき、おっぱいを飲んでいた娘が、突然、自分の頬を軽くつつく「おいしい」というベビーサインをしたというのだ。仕事から疲れて帰ってきて、めんどくさいなあと思いながらおっぱいをあげていたときだったらしい。たきざわさんは、このときのことを「決して忘れられません」と、『ベビーサイン』の「訳者あとがき」で書いている。
そうだろう、そうだろう。私は、その話を聞いただけでジーンとして、思わず泣きそうになってしまったもの。
たきざわさんには息子もいるのだが、その息子はしかられたあと、自分の頭をげんこつでたたくベビーサインで「ごめんね」と言いながら抱きついてきたという。
……そんなことされたら、しかれなくなっちゃうよね。
もう少し、ほかのお母さんの話。
彼女は家の鳩時計が鳴るたびに、耳に手をあてる「聞こえる」のサインを1歳の息子にしてみせていた。あるとき息子と外を歩いていたら、遠くから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。と、突然、息子が「聞こえる」のサインをして、お母さんの顔を見た。彼女は「ホントだ、聞こえるね。赤ちゃんが泣いてるね」と答えながら、思わず息子を抱きしめてしまったと話してくれた。それは、その赤ちゃんが初めてベビーサインをした瞬間だった。
ちいさな赤ちゃんと親である自分が、いまこの同じ時、同じ体験をわかちあっていると実感できたら、愛おしさがこみあげてくるのは当然だろう。
たきざわさんは、同じく『ベビーサイン』の「訳者あとがき」で、ベビーサインが「普通なら通りすぎてしまうはずの小さなできごとを、すてきな思い出にかえてくれました」とも書いている。
多くのお母さんが、大きな感動を味わったと言っていることを考えれば、赤ちゃんの発達を促すためでなくても、ベビーサインをやってみる価値はあるだろう。赤ちゃんが赤ちゃんでいるのは、ふりかえってみれば、本当に短い時間(子育て中の人はとうていそうは思えないだろうけど)。親にとってはつらいことも多い時期だけに、赤ちゃんとの時間を楽しく過ごすためのひとつのアイテムとして、ベビーサインを利用してもらえたらと思う。
ところで、私の娘はちっとも孫を産んでくれそうもないので、私は当分ほかのお母さんの赤ちゃんと遊ばせてもらうしかない。
娘よ、早く孫を産んでくれ。
(4)に続く。

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●著者プロフィール
たきざわ あき
兵庫県出身。筑波大学卒業後、アメリカに留学。ギャローデット大学で教育学(ろう教育専攻)の修士号を取得。アメリカ滞在中に『BABY SIGNS』と出会い、自らもベビーサインをつかった子育てを実践。その経験をもとに径書房『ベビーサイン まだ話せない赤ちゃんと話す方法』の編訳をてがけ、日本で初めてベビーサインを紹介する。現在は、手話通訳や翻訳の仕事をしながら、一男一女の子育てにあわただしい毎日を送っている。

小澤 エリサ ヒライ
アルゼンチン出身。作業療法士。1989年結婚の為、来日。娘3人の母。『ベビーサイン まだ話せない赤ちゃんと話す方法』のイラストを担当し、自ら実践。その後、東京・神奈川・千葉・埼玉県でベビーサイン講座を開き、この育児方法を紹介する。

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●関連リンク
『ベビーサイン──まだ話せない赤ちゃんと話す方法』(径書房website)

BABY SIGNS BOOKS 1『グーとパーでなにができるかな』(径書房web)

BABY SIGNS BOOKS 2『なぞなぞどうぶつえん』(径書房web)

BABY SIGNS BOOKS 4『でたでたうんち』(径書房web)

ベビーサイン特集コーナー(径書房Web)


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