• アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ

アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ

アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ

香取 薫[著] /佐藤 真紀子[著]

  • 香取 薫[著] /佐藤 真紀子[著]
  • 定価2,000円+税
  • A5 176ページ 並製
  • ISBN 4-7705-0214-1 C2077
  • 奥付の初版発行年月●2012年08月

●内容紹介

●ブッダも治療を受けている!
アーユルヴェーダとは、少なくとも2500年以上の歴史をもち、チベット医学や古代ギリシア医学等にも大きな影響を与えたとされるインド伝統医学のことです。

●食べるアーユルヴェーダ
アーユルヴェーダでは健康を保つうえでも、治療をするときでも、食事のコントロールが成否の鍵を握っています。本書は、この食事法にスポットライトをあてました。

●アーユルヴェーダを基礎から正しく
これ一冊で、食事法だけでなくアーユルヴェーダを基礎から正しく、しかも、わかりやすく学べます。さらに、自分の体質に合った食材・食べ方がわかるので、不調が続く方や病気の方はもちろん、若く美しく健康でいたい方にもぴったりです!

●まず、美味しい! そして、体にやさしい。
インド・スパイス料理研究家、香取薫の絶品アーユルヴェーダ・レシピを多数掲載しました!スパイス使いのコツもしっかりマスターできて、編集部もハマる美味しさ!! ぜひ味わってみてください。

理論からレシピまで、読み応えのある本になりました。
ぜひ、アーユルヴェーダで本物の健康を手に入れてください。

●目次

  1. はじめに 心も体も食べ物でできている
●1 アーユルヴェーダとはなにか?
  1. [コラム]正倉院に残るアーユルヴェーダ
●2 自分の体の特徴を知ろう───ドーシャでとらえる私たちの体
  1. (1)自然を支配する3つのドーシャ
  2. ▼ヴァータ・ドーシャ……風に象徴される生命エネルギー:風+空
  3. [コラム]インドの産後ケアにみるヴァータの対処法
  4. ▼ピッタ・ドーシャ……火に象徴される生命エネルギー:火(+水)
  5. ▼カパ・ドーシャ……水に象徴される生命エネルギー:水+土
  6. (2)ドーシャの足し算・引き算のコツ
  7. (3)生まれつき変わらない体質「プラクリティ」
  8. (4)自分の体質を知る───セルフ・チェックシート
  9. [コラム]蜂蜜の威力──甘いのに痩せる! 加熱すると毒に?
●3 消化のしくみを知ろう───正しい食べ方とはなにか?
  1. [コラム]食事の前後にすること
  2. [コラム]白湯の効用
●4 なにを食べればよいのか?───避けるべき食べ物を知る
  1. 古典書によるスパイスの効果と使い方一覧
  2. [コラム]1000通りの使い方がある万能薬「ギー」
●5 インド・スパイス料理研究家 香取薫のアーユルヴェーダレシピ
  1. ▼主食
  2. キチュリー / 炒ってから炊く白米 / 炒ってから煮る粥 / チウラ / プットゥー / ウプマ / ミント粥 / タピオカキチュリー / ソフトチャパーティー / ホットサンド / ギーを塗ったトースト / フレンチトースト
  3. ギーの作り方
  4. ▼おかず
  5. カリフラワーのサブジ / じゃがいものしっとりサブジ / キャベツを使って基本のポリヤル / ニガウリで作るココナッツポリヤル / 人参のトーレン / イヌホオズキのパリヤ / ビーツメラクピラティー / ほうれん草のクートゥー / 芽もやしのクスンブリ / 芽もやしの作り方 / 大根で作るムーリーキリ / 冬瓜オーレン / ムーング豆のダール / カブカレーカシミール風 / 梅干しを使うジャパニーズアミラー
  6. ▼スープ
  7. トマトスープ / レモン味の豆カレー・ムーングダルラッサム / ビーツで作るルビースープ / キャベツのポタージュ / 玄米とごぼうのポタージュ / 大根と人参のポタージュ / コリアンダー好きにはたまらないタンブリ
  8. ▼薬味ペーストなど
  9. トマトチャトニー / 絶品!!ズッキーニチャトニー / ビーツチャトニー / 和製ポディー
  10. ▼シンプル野菜料理
  11. 茹で野菜 / 茹で汁アレンジ / アレンジつけだれ
  12. ▼シンプル和食
  13. 鶏がら野菜スープ / 鯛のあらスープ / シンプルなキャベツうどん
  14. ▼ドリンク
  15. バターミルク / クミン茶 / 焦がしクミン茶 / アジョワン茶 / コリアンダー茶 / トゥルシー茶 / ミント茶 / ブラーフミー茶
●6 食べ方のルール───10か条
  1. ▼補足季節の変化にあわせて食べる……旬のものを選ぶ
●7 古典書にみる食品の性質
  1. 肉・卵・魚類 / 乳製品 / 穀物 / 調味料 / 野菜類 / 果物類 / スパイス類
●8 体調が悪いときのキッチンファーマシー───症状別対処法
  1. キッチンファーマシー(台所薬局)の使い方 / 軽い風邪や体調不良のとき / 頭痛 / 下痢 / 便秘 / 咳 / 発熱 / 貧血 / アトピー性皮膚炎 / リューマチ性関節炎 / 生理痛・更年期障害
  1. あとがき
  2. お店紹介
  3. 出典リスト

●著者プロフィール

香取 薫
1962年生まれ。インド・スパイス料理研究家。キッチンスタジオペイズリー主宰。 1985年に訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、さまざまな地方の主婦たちから本場のインド家庭料理を習う。帰国後、日本の気候や日本人の味覚にあう健康的なスパイス使いを研究。スパイスの普及とインド文化の紹介に取り組む。1992年、料理教室を開設。数多くのインド料理店店主、料理インストラクターを輩出。日本アーユルヴェーダ学会評議員。日本香辛料研究会会員。著書に『5つのスパイスだけで作れる!はじめてのインド家庭料理』(講談社)、『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』(河出書房新社)、『アーユルヴェーダカフェ』(地球丸)など多数。
facebook: https://www.facebook.com/kaoru.katori
「ギーの作り方」(YouTube動画): https://youtu.be/f8AnHnYO8Ck

佐藤 真紀子
1962年生まれ。Satvikアーユルヴェーダスクール代表。国際基督教大学卒業後、欧州・中東などの滞在を経て、ニュースステーション、サンデーモーニングなど多数の報道番組に参画。1998年、アーユルヴェーダの師であるDr.Sadananda Prabhakar Sardeshmukh博士に出会う。以来、数千人の診療に立ちあい臨床経験を重ねる。日本アーユルヴェーダスクール専門科コース、大阪アーユルヴェーダ研究所薬理学コース卒業。現在も毎年インド各地の病院で研修を続けている。アーユルヴェーダをとりいれている医療機関ハタイクリニックでセラピストとして治療にもあたっている。アーユルヴェーダ専門の通訳としても活躍。日本アーユルヴェーダ学会評議員。